【遺伝子工学に学ぶ】いつまでも元気な体でいるための方法

この世界のコトワリを学び、元気に楽しく生きる。これを私は発信します。

今日は、「健康」にフォーカスして学んでいきたいと思います。

「元気ですかー!!元気があれば何でもできる。」アントニオ猪木さんの名言です。

何をするにも、元気な体・健康な体がベースになります。病気でしんどいときには、なにもする気が起きないですよね。

若いときには、それほど気にせずともよかった「健康」。ですが、30代、40代と年を重ねるごとに、体が老化していき、いつの間にか

「腰が痛い」

「腕が上がらない」

「動悸がする」

なんてこと、ありませんか?

私も気づけば36歳。朝起きたときから腰や肩が痛いことが日常となってしまいました。

「目覚め100%!朝から元気もりもり!」の日の方が少ないです。歳ですね。

近年の日本人の平均健康寿命は、男性72歳、女性74歳。

近年の日本人の平均寿命は、男性81歳、女性87歳。(2016年のデータ。厚労省HPより)

人生100年時代といわれるようになりましたが、健康な100歳でいるか、寝たきりの100歳になるか、どちらがいいかといえば、もちろん前者だと思います。

健康寿命を延ばすことが、これからの時代を生きる私たちの重要項目であり、これからの時代を生きていく上でのひとつの判断基準になりそうです。

 

では、どうすれば、いつまでも元気で若々しくいられるのか。

今日は遺伝子工学の見地からお伝えできればと思います。

キーワードは「サーチュイン遺伝子」。

この「サーチュイン遺伝子」とは何なのか。どのような働きをするものなのか。

そして、そこから学ぶ、これからの生き方について考察したいと思います。

ぜひ最後までご覧ください。

 

サーチュイン遺伝子

皆さんは「サーチュイン遺伝子」というものをご存じでしょうか?

 2000年にマサチューセッツ工科大学のレオナルド・ガランテ教授が発見した、「長寿遺伝子」「若返り遺伝子」と言われています。

人であれば誰しも持っている遺伝子であり、この遺伝子がONになれば、体に様々な若返りの恩恵が受けられることがわかっています。

 

若返りメカニズム

簡単なメカニズムとして、サーチュイン遺伝子が活性化(ON)することで細胞内のミトコンドリアが増加し、オートファジー(自食作用)が活発になります。

ミトコンドリアとは、細胞内でエネルギーを作り出す器官で、いわば発電所みたいなものです。細胞内にある酸素や栄養から、ATP(アデノシン三リン酸)というエネルギーを作り出します。

また、細胞内の環境調整(カルシウム濃度の調整)や免疫反応にも関係する司令塔のような役割を担っています。

オートファジーとは、細胞内の古くなったミトコンドリアや異常なタンパク質を分解し除去する仕組みのことです。古いタンパク質をアミノ酸まで一度分解され、新しいタンパク質として最合成されます。

古い器官、タンパク質を放置しておくと、ガンや動脈硬化、糖尿病、アルツハイマー病などを発症することもあります。

ミトコンドリアの増加とオートファジーの活発化により、細胞を傷つける活性酸素を除去し、細胞の修復がなされ、脂肪を燃焼し、シミ・シワの防止につながります。細胞が若返るのです。

サーチュイン遺伝子によって、人体の健康度をはかるバロメーターの70~100項目のほとんどが改善されたとの報告もあります。

 

これだけ聞けば、サーチュイン遺伝子をONにしたくなりますよね。

私もサーチュインしたいです。

 

ではどうすれば、サーチュイン遺伝子をONにできるのでしょうか。

サーチュイン遺伝子をONにするための条件を次に記します。

 

遺伝子をONにするための条件

サーチュイン遺伝子をONにするための条件は2つあり、どちらかを満たせばサーチュイン遺伝子が活性化します。

  1. 空腹でいること(つまりカロリー制限)
  2. 運動すること(つまりカロリー消費)

具体的には、1日のカロリー摂取量を25%減らす生活を3週間続けた場合、サーチュイン遺伝子の活性化度合いが通常の1.4~4.6倍になり、7週間続けた場合は、4.2~10倍になるとの報告もあります。

また、運動によりエネルギー消費をした最も同様の結果が出ています。

 

例えば、食事制限でカロリー25%減らすのは難しい場合は、食事制限で12.5%のカロリー制限して、運動で12.5%多くカロリー消費する。などでもOKとのこと。

自分にマッチしたバランスでカロリーと向き合っていければいいと思います。

 

筆者の実践結果

参考になるかわかりませんが、私自身がサーチュイン遺伝子と向き合った結果を以下に記したいと思います。

私の場合、上記2つの条件のうち、①カロリー制限を行っています。

その理由は、「運動する時間をなかなかとれないから」です。

日中は仕事。家に帰ってからはご飯の準備や子供の世話、、、となると、運動する時間をつくることがなかなかできません。

そうなると、必然的に①のカロリー制限を選択せざるをえませんでした。

 

私のカロリー制限は、「昼食をとらない」という超安易な方法です。

朝と夜はガッツリ食べますが、昼食は水筒のお茶でやり過ごすという力業。

最初のうちは、午後の仕事の最中、腹の虫が鳴るたびに水道の水をがぶ飲みしていました(笑)。

が、辛かったのは最初の3、4日間だけ。お腹が空いて仕事に集中できないなどということはなく、昼の休憩時間を読書に当てたり、思考をする時間に当てたりできるため、とても有意義に過ごしています。

お弁当を用意する時間、昼食を買いに行く・食べに出る時間も要らないため、時間的余裕が増えました。

昼食をとらないことのメリットは、ざっと思い付く範囲で以下の通り。

  1. お弁当を用意しなくてよいので、時間的余裕が生まれる。
  2. 昼食代が浮く。
  3. 昼食の時間を別のことに当てられる。
  4. サーチュイン遺伝子がバリバリに活性化する。

そして、サーチュイン遺伝子が活性化することで、私自身の体重も、学生時の体重程度まで減少し、お腹回りのたるみも解消されたように思います。

昼食抜き生活はかれこれ2年ほど継続中。とはいえ、たまにはお腹が「ぐぉー!」と鳴ることもあります。こんなときも、

「おっ、音が鳴っている。これで、またサーチュインが、オートファジーが動き出すぞ!」

と、空腹を楽しむことができている自分がいます。

以上は私の実践した範囲でのお話です。

私自身は普段はデスクワーク主体ですので、昼食抜きでもさほど苦ではありません。が、体力仕事なら昼食抜きは少しきついかもしれませんね。

そんなときは、②の運動(カロリー消費)も取り入れながら、つづけられる範囲でやっていただくことをおすすめします。

 

これからの生き方考察

サーチュイン遺伝子の活性化条件から、人間の、生物の求められる生き方を考察します。

私の考えは下記の2点です。

 

  1. 慎みの心が大切
  2. 消費したものは減るのではなく、プラスで返ってくる

 

カロリーを制限することが長寿・若さの秘訣であることがわかります。

昔から「腹八分目」が良いと言われて私も育てられてきましたが、まさにサーチュインが証明してくれたようなものです。

食べられる分だけ目一杯食べるのではなく、足りていることを知ること、「慎み」の心が大切なのだと感じます。

 

また、体を動かし、エネルギーを使うことが長寿・若さの秘訣であることもわかります。

体を動かすこと、動く体を存分に使うことが、体を元気にするもとになっているのです。動いた分だけ元気になるんです。

私が面白いなあと思うのは順番です。

元気になってから動くのではなく、まず動くことで元気になるのです。まず行動ありきなのです。

元気を手に入れるために、動く。お金を得るためにお金を出す。息を吸うために、まず息を吐く。

どんなことでも出すことから始まります。自分が損をしたと思っても、それは必ず自分にとってプラスになるのだと感じます。

 

以上、今日はからだのしくみから、この世界のコトワリを学ばせていただきました。

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